2019年11月21日 ブログ
前回は「パ」「タ」「カ」を使った舌口唇機能の訓練についてお話しましたが
本日は、食事の時にむせるようになった
薬を飲み込みにくくなったと感じる方へ
飲み込みの検査・訓練のお話を致します(^^)/
摂食嚥下障害の診査(検査)方法は
①自分の唾液を一定時間内に何回飲み込めるか(嚥下できるか)
②食べ物を飲み込む時の嚥下音を聴診器で聴く
③嚥下造影検査
(レントゲンをあてながらバリウムの入った模擬食品を
実際に口から食べていただいて、異常がないかどうかを調べる検査)
④内視鏡を挿入し嚥下運動を観察する方法
などが主な検査方法です( ˘ω˘ )
①の方法は、ご自分でも簡単にチェックできます☆
『30秒で唾が何回飲み込めるか数える』
★6回以上:問題なし。高齢者の平均
★5回以下:飲み込み力低下のおそれあり
★3回以下:要注意
★2回以下:誤嚥の危険が高い
となっております(゜o゜)
※2回以下の方は是非ご相談下さいませ♪
訓練方法は色々ありますが簡単にご紹介できる方法をオススメ致します(*^_^*)
ご自宅でも簡単にできるのでやってみて下さい( ◠‿◠ ) ♡
2019年11月16日 ブログ
オーラルフレイルとは、お口の機能の衰えのことであり
口腔機能低下症は、
具体的に食べこぼし、硬いものが食べにくくなった
お口の乾燥、むせるようになった等の症状が
あらわれるようになった状態のことです★
実際にどのように”口腔機能低下症”の検査をしていくのか
流れを説明致しますヽ(^。^)ノ
①口腔衛生状態不良
歯磨きできているかどうかを、舌苔のあるなしで評価します。
②咬合力低下
噛む力がどれぐらい強いかを特殊な機械を使って測定します。
③口腔乾燥
唾がちゃんと出ているかどうかを、
口腔粘膜が湿っているかどうかと唾液量を計測して評価します。
④舌口腔運動機能低下
舌と口唇を使う発音ができるか
5秒間で『パ、タ、カ』をできる限り発音をしてもらい評価します。
⑤低舌圧
舌の力があるかどうか、舌を上顎にどれぐらいの力でおし当てられるかを機械で計測します。
⑥咀嚼機能低下
噛み砕く能力があるかどうか測定します。
グミゼリーを20秒間かんでもらいその砕け具合で測ります。
⑦嚥下機能低下
スクリーニング検査や、自記式質問票にて評価します。
以上の項目から3項目以上該当する場合
”口腔機能低下症”と診断されます!
診断された患者様には当院の歯科医師・衛生士が
お口の健康がこれ以上低下しないよう
お口の機能が向上するように
その方に合った訓練を考えます( • ̀ω•́ )✧
全身の健康のためにも、元気なお口で♪
楽しい毎日を送れるように一緒に口腔機能改善に努めましょう(^^)/
虫歯や歯周病予防だけでなく
この様な検査も実施しています☆彡( ◠‿◠ )
2019年11月9日 ブログ
こんにちは!
11月8日は”いい歯の日”ということで
フジテレビ毎週火曜日9時~ホンマでっか!?TV にて
「日本人がいい歯になりますようにスペシャル」が放送されてましたが
ご覧になりましたか??(^^)/~~
『日本人に増えている誤嚥性肺炎の原因は舌の力の低下』
ということで、舌の力を鍛えるトレーニング方法も
紹介されていましたね♪
テレビをきっかけに気になった方がいらっしゃいましたら
お気軽にご相談くださいませ( ◠‿◠ ) ☆彡
「パ」「タ」「カ」をそれぞれ速く発声し
舌の筋力が衰えているか調べることができると
ホンマでっかTVでも言われていましたね)^o^(
本日は、最後★オーラルディアドコキネシス(ODK)
の「パ」「タ」「カ」の
「カ」
の働きについてご説明します(^o^)丿
「カ」はのどの奥に力を入れてのどを閉めることで発音します!
食べ物を飲み込み、そして食道へと送るためには
一瞬呼吸を止めることが必要なんです:;(∩´o`∩);:
この動きができなければ食べ物をスムーズに食道へと運ぶことができません。
「カ」の発音は、誤嚥せずに食べ物を食道に送るトレーニングができます(*^_^*)♪
「パ」「タ」「カ」それぞれの運動の意味を理解していただけると
より効果的に実践していただけることと思います(´ω`)
「大きな声で」「一文字一文字」「はっきりと」
意識して声に出すようにしましょう♬
慣れてきたらできるだけ早く、繰り返して発声してみて下さい☆彡
2019年11月2日 ブログ
こんにちは:;(∩´﹏`∩);:
11月に突入し、朝晩とても寒くなってきましたね( ´^`° )
前回のブログではオーラルディアドコキネシス(ODK)
の「パ」「タ」「カ」の「パ」について触れましたが
本日は
『タ』
についてご説明します(*´▽`*)❀
「タ」は舌を上あごにしっかりとくっつけることで発音します。
食べ物を噛む時や、噛み終えた食べ物を飲み込む時には
舌の全面が上顎にグッとついていなくてはいけません(^^)!
上顎ついていないと食べ物を押しつぶ したりゴックンと
飲み込んだりすることができないのです(@_@。
「タ」の発音は上顎から下顎へ舌を打ちつけるので
舌の筋力(食べ物を押しつぶしたり飲み込む為に必要な筋力)の
トレーニングになります(・O・)/☆彡
舌の働きはとても大切です(^◇^)♬°˖✧
2019年10月26日 ブログ
こんにちは(/・ω・)/
前回のブログで、オーラルフレイルの予防には
”カラオケ”が良いとオススメ致しました☆彡
施設、老人会、保健所など
色々なところで発声練習に
「パ」「タ」「カ」
が使用されてることが多いです(^^)/
それには理由があるからです(`・ω・´)°˖✧
食べるために必要な筋肉をトレーニングできるので
「パ」「タ」「カ」が発声できる=上手く食べ物を嚥下できる
ということに繋がります♪
それぞれ運動の意味が違うので
本日は「パ」「タ」「カ」の
『パ』
についてご説明します(*^-^*)
「パ」がはっきり発音できるようになると
口を閉じる筋肉が鍛えられ
口の中のよだれ、唾液、食べ物を
こぼさないようにすることができます。
口を動かして、できるだけ大きな声ではっきりと、ゆっくり★
リズム良く発声することがポイントですヽ(^。^)ノ
毎食前に、お口のラジオ体操として行ってみてください♬
当院では発声練習も行ってりますので
お困りの方はご相談下さいませ(*^_^*)♡