2019年12月21日 ブログ
本日は、咀嚼機能の低下についてお話致します(^-^)
「咀嚼(そしゃく)」とは食べ物を歯で咬み、粉砕することです。
最近では、食事にかける時間が減り
軟らかい食べ物を好むようになったことなどから
咀嚼=噛む回数が激減していると言われています(´﹏`)
よく噛んで食べることが、どうして推奨されるかご存じでしょうか?♪
①食べ物の消化・吸収に役立つ
②むし歯・歯周病予防
※唾液の分泌がよくなり、唾液に含まれる免疫物質が細菌を減少させるため、口腔内の清潔が保たれ、むし歯や歯周病の予防につながります。
③がんや老化を予防する
④脳を刺激、活性化する
※美味しい・まずい、固い・軟らかい、熱い・冷たいなど
感じたり、噛むという作業により、脳神経が刺激され脳の働きが活発になり
結果的に誤嚥性肺炎を抑えることになります。
⑤ストレス解消と肥満防止
⑥強いあごをつくる
※よく噛んで食べると、上下のあごの骨や顔の筋肉が発達し
丈夫なあごの成長につながります。
このようによく噛むことは
全身の健康維持に大きな関わりがあることが分かります☆彡
加齢や健康状態、口腔内環境の悪化によって
咀嚼筋の筋力低下や舌運動機能
口唇機能などの低下、口唇の触覚の低下など
咀嚼機能にかかわる器官の機能低下が起こる事により
咀嚼機能は低下してしまいます゚゚\(´O`/)°゜゚

口腔機能低下症の検査では
グミゼリーを使って計測します☆彡
20秒間噛んで砕き、その砕けた細かさや唾液で
分解された糖分などを計測して
どのくらい噛めているのかを短時間で調べられます(*´▽`*)❀
美味しくご飯を食べるために咀嚼能力はとても大切ですヽ(^。^)ノ
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年末は12月28日午前まで診療を行っておりますので
宜しくお願い致します(^^)
2019年12月14日 ブログ
こんにちは☆彡
12月に入り今年も残りわずかとなりました:;(∩´﹏`∩);:
思い残しのない1年にしましょう♡♡
さて、本日は口腔機能低下症の検査項目の中から
”口腔内乾燥”についてお話します(*’▽’)
検査方法は、専用の機械(口腔水分計ムーカス)で
2秒間舌の粘膜に触れ測定します。

口腔粘膜の湿潤・乾燥状態を直接測定し、数値で表示します!
測定値29未満のレベルサイン1~3までが乾燥状態です(*_*)
唾液は細菌から体を守ったり
「食べる」「話す」機能をサポートしてくれたりしています。
しかし、お薬の副作用や、精神的なものであったり
口腔機能の衰えなど何らかの原因で唾液の分泌量が低下し
お口の中の乾燥症状が起こることがあります(,,´ ^`)
唾液の量が減りお口が乾くと食べ物が飲み込みづらくなったり、
口が乾いて話しずらかったり、舌がヒリヒリしたり痛んだりします。
唾液には、風邪などの細菌が体に入らないようにする働きがあるので
風邪をひきやすくなったりもします(@_@)
お口の乾燥が気になっている方
是非一度ご相談下さいませ^^
お口のマッサージ(唾液分泌を促すためのマッサージ)や
口腔保湿潤剤を使っていただいたり
少しでも改善できるようにしていきましょう( ⁎ᵕᴗᵕ⁎ )
2019年12月7日 ブログ
口腔機能低下症の検査項目の中から本日は
”③咬合力の低下”についてお話します(๑´0`๑)
歳を重ねて高齢になってくると
歯磨き・口腔内のケアやチェックがうまく出来ず
口腔内が汚くなり、歯周病やむし歯が増えてきます( ˊ•̥ ̯ •̥`)
それによって歯がなくなり、さらに噛む力が衰えます。
そうなると、食べこぼしや噛み切れない物が増え
食欲がなくなったり、食べられなくなってしまいますよね( •᷄~•᷅ )
加齢とともに歯が抜けることもオーラルフレイルに関係しています。
歯の本数が少なくなることで当然噛む力は弱くなります。
一般的に残存歯が20本未満になると
咬合力は低下すると言われています( ・Д・)!
(※咬合力とは噛む力のことをいいます)
噛むときに加わる力が大きければ大きいほど
硬いものをかみ砕くことができるんです
⁎ˇ◡ˇ⁎
歯周病や虫歯の治療をついつい後回しにしているうちに
気が付いたら歯がボロボロになり・・・
歯を失う原因になってしまいます( ´•̥ ー •̥` )
また、抜いた歯をそのままにしておくと
周囲の歯が動いてきたり、残りの歯に負担がかかり
残りの歯の寿命も縮めることになります。
失った歯は、入れ歯で補うこともできますが
やはり装着したときの不快感などもある方もいらっしゃるので
これも食習慣に悪影響を与える要因と言えるでしょう><。。
人間は噛むことによってだ液が分泌されますが
だ液には食べ物の消化を助けてくれる作用があります。
同時に口腔内に溜まる雑菌の繁殖を防ぐ効果もあるため
だ液量の減少もオーラルを加速させる一因になります( ˙༥˙ )
口腔内を良い状態に保ち
いつまでも健康な体で過ごしましょう°.*\( ˆoˆ )/*.°
2019年11月30日 ブログ
口腔機能低下症の検査項目に
”口腔衛生状態”の検査があります( ◠‿◠ )
歯磨きできているかどうかを、舌苔のあるなしで評価します♪

舌表面を9つに分けて
舌苔の付着程度を3段階(スコア 0,1または 2)で評価し
合計スコアを算出します(゜o゜)!
50%以上だと衛生不良と判断されます(@_@)
舌には味を感じる味蕾という器官があり
それを囲むように乳頭という凸凹があります。
健康な舌はその表面に凹凸が見えます(^^)
舌に付着している汚れは『舌苔(ぜったい)』と呼ばれ
舌苔は口臭の原因となると言われています(;;´﹏`;;)
さらに、舌苔や口腔の不衛生な状態から
味覚の異常・呼吸器系の感染症・食道カンジダ症など
病気になりやすくなるんです
加齢などで舌の運動機能が低下したり
唾液の分泌が少なくなると
口の中の汚れを落としにくくなって舌苔も増えてきます・・( ノД`)
舌苔が付着しないようにすることが
健康維持のためにも重要ですヽ(^ー^)ノ!
☆舌の手入れの方法☆
舌の表面の汚れを落とすためには
普通の歯ブラシを使っても良いのですが
舌ブラシというものがあります(*^_^*)
舌の表面をあまりゴシゴシこすると
舌に傷がついてしまうので
軽く優しく取ようにしましょう^^
当院でもブラシタイプのものを販売しています。
詳しくはスタッフまでお尋ねくださいませ
2019年11月21日 ブログ
前回は「パ」「タ」「カ」を使った舌口唇機能の訓練についてお話しましたが
本日は、食事の時にむせるようになった
薬を飲み込みにくくなったと感じる方へ
飲み込みの検査・訓練のお話を致します(^^)/
摂食嚥下障害の診査(検査)方法は
①自分の唾液を一定時間内に何回飲み込めるか(嚥下できるか)
②食べ物を飲み込む時の嚥下音を聴診器で聴く
③嚥下造影検査
(レントゲンをあてながらバリウムの入った模擬食品を
実際に口から食べていただいて、異常がないかどうかを調べる検査)
④内視鏡を挿入し嚥下運動を観察する方法
などが主な検査方法です( ˘ω˘ )
①の方法は、ご自分でも簡単にチェックできます☆
『30秒で唾が何回飲み込めるか数える』
★6回以上:問題なし。高齢者の平均
★5回以下:飲み込み力低下のおそれあり
★3回以下:要注意
★2回以下:誤嚥の危険が高い
となっております(゜o゜)
※2回以下の方は是非ご相談下さいませ♪
訓練方法は色々ありますが簡単にご紹介できる方法をオススメ致します(*^_^*)

ご自宅でも簡単にできるのでやってみて下さい( ◠‿◠ ) ♡